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シャンパーニュ地方で
家族経営による生産

メゾン・リシャルドは、「シャンパン」と名付けることが唯一認められている地方、セーヌ川とオーブ川に挟まれた「コート・デ・バール」地区に位置しています。12ヘクタールのブドウ畑は、全て南向きあるいは南西向きの丘の傾斜面に広がり、凍結する心配の少ない標高300メートルに作られています。

ブドウは、この地方独自のテロワールに特徴的な粘土質の土地で伸び伸びと育てられています。このタイプの土壌は、卓越した繊細なアロマを持つピノ・ノワール種の栽培に適しています。リシャルド家で生産されている品種は、2種のみで、80%がピノ・ノワール、残りの20 %はシャルドネです。

一族が受け継いできたノウハウと卓越した品質を探求する情熱が相まって、リシャルド家は、一連の生産工程を極めていきました。メゾンには、シャンパーニュ地方の中でも指折りの大きさを誇る独自の圧搾機、温度調整された醸造所、熟成セラーがあり、各瓶の品質やトレイサビリティ、透明度が保証されています。このような特長から、シャンパーニュ街道(Route du Champagne)に並ぶメゾンの中でも、その名は広く知られています。

「私たちが本当に目指しているのは、新しい品種をブレンドしてエキゾチックなワインを作ったり、巧妙な技術で熟成させたワインを作り上げたりすることではなく、オボワのテロワールの純粋なワインを生産することなのです。シャンパンは、素晴らしい産物であり、特別な技巧など施さなくてもそれ自体で繊細な味わいを十分に表現できるワインなのです。」とセシルは語っています。

「飲んだ後でも女性を美しく見せてくれるお酒は、シャンパンだけ。」

卓越したシャンパン造りに力を尽くす現世代の生産者たち

年間75000本の生産量は、妥協を許さない取組みの賜物です。現在、メゾンは、家族3人で経営されています。女性2名、イザベルとセシル、そして男性1名ジャン・ポールの作り手の個性がシャンパンには何よりも反映されています。ジャン・ポールは、卓越したシャンパン造りを担当、イザベルとセシルは、女性らしいきめ細やかさで瓶詰めの最終過程を担当しており、それぞれの努力の痕跡が各瓶に残っているのです。

数々の勲章(女性審査員のみがテイスティングするボーヌのフェミナリーズコンクールでメダル受賞、ガイドブック「ゴー・ミヨ」では、「 3J 」キュヴェ・デクセプシオンのページで上等ワインの評価受賞、デカンタ・アジア・ワイン・アワードで勲章受章…など)を授かり、奨励を受けているイザベルは次のように語っています。「私たちは、自社のシャンパンが持ち合わせる繊細さとデリケートさ、ストラクチャーとバランス、上品さと洗練さで勝負しています。多くの女性に人気を得ています。自分たちが好んで飲むようなシャンパン、シンプルだけどエレガントな仕上がりを目指しているのです…。」最後にイザベルは、ポンパドゥール夫人の言葉を借りて締めくくっています。「飲んだ後でも女性を美しく見せてくれるお酒は、シャンパンだけ。」