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ジャン・リシャルド
(JEAN RICHARDOT) :
創設者の情熱

前世紀半ば、ブドウ栽培への情熱に突き動かされた祖父ジャン・リシャルドは、土地のわずかな区画を利用して、シャンパンの本格的な生産を始める思い切った挑戦に出ました。

その情熱は次第に使命へと発展していきます。季節や収穫に合わせた生活を営み、世界に一つしかないこのワイン造りに一生をかけて得たノウハウを自分の子孫たちに伝えたいという強い思いを抱くまでに至ります。

60年以上の時が過ぎ、このシャンパン造りが一族に受け継がれていき、今日までずっと続いています。父ジャッキー(Jackie)、そして次にジャン・ポール(Jean Paul)、イザベル(Isabelle)、セシル(Cécile)がシャンパーニュ・メゾンのノウハウを学び、習得、発展させていき、高品質なシャンパン造りを実現していったのです。こうして、リシャルド家のシャンパンが育まれていきました…。

物の起源を知ることができるということは幸福である
- ウェルギリウス

土地を熟知し、敬意を示す精神

リシャルド家の基本的精神は、伝統を受け継ぐ次の世代を意識した上で、持続可能な環境を保護した生産を配慮する姿勢にも表れています。

ここでは、草花と共存させる自然農法を採用し、土壌の生物を守り、化学的な力を借りるのではなく、装置の有効利用を目指しています。ソーラーパネルや雨水利用システム、電気自動車を使用することで、この誓約を強化し、永続的で環境を配慮した生産方法を実現しています。

「祖父にあたるジャンは、自分たちは先祖の残した土壌で作業をしているんじゃない、子供たちの土壌を借りているんだとよく言っていました。祖父はきっとこのメゾンを築いた時から土壌を利用したシャンパン造りが、私たち家族のDNAの中に刻まれていくことを知っていたのでしょう。土壌に対する敬意は、私たちの遺伝的財産の一部なのです。私は自分のブドウ畑を愛し、語りかけています。そして、畑も同様にしっかりと私に応えてくれているのです。」情熱溢れるブドウ栽培者であるジャン・ポールはこう語っています。